カメムシの発生時期と効果的な予防法まとめ|家庭でできる簡単対策7選

生活の豆知識

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今年もこの季節がやってきました。

そう、カメムシの被害に悩まされる季節です。
虫が苦手な方はもちろんのこと、カメムシが放つ強烈な臭いにも多くの方が困っているのではないでしょうか。

「どう対処すればいいの!?」

そんなふうに悩んだ経験、一度はあるかと思います。

今回は、手軽に実践できるカメムシ対策をわかりやすくご紹介します。

カメムシの発生時期はいつ?

カメムシは、主に4月から6月にかけて産卵します。その後、7月頃には成虫となり活発に動き出し、9月から11月にかけては越冬場所を求めて移動を始めます。この時期、人間の住まいが越冬先として狙われやすくなるため注意が必要です。

このような生態から、カメムシ対策は春から秋にかけて重点的に行うのが効果的です。特に、カメムシは集団で行動する性質があり、大量発生することも少なくありません。

また、スギやヒノキの実が豊作の年はカメムシの発生が比較的少なくなりますが、不作の年には餌を求めて田んぼや畑などに現れることがあります。

カメムシを寄せ付けない・侵入させない7つの対策

1. 庭やベランダの雑草をこまめに除去する

カメムシは雑草が茂った場所を好み、そこで繁殖しやすくなります。庭がある場合は、定期的に除草を行いましょう。除去した雑草や落ち葉も放置せず、すぐに処分することが大切です。
また、ベランダなどでカメムシが好む植物(セイタカアワダチソウやヘクソカズラなど)を育てるのは避けましょう。繁殖の場となる植物がなければ、カメムシが集まりにくくなります。

2. カメムシ専用の忌避剤・殺虫剤を使う

市販のカメムシ用忌避剤や殺虫剤を活用すれば、簡単に予防が可能です。外壁や窓、玄関周りにスプレーしておくことで、一定期間カメムシの接近を防ぐことができます。
特に、カメムシが越冬場所を探し始める9月以降は、週に1〜2回の頻度でこまめにスプレーするのが効果的です。

3. ミントやハッカ油を活用する

カメムシはミント系の香りを嫌う性質があります。ハッカ油を使った自作スプレーは、自然派の対策としておすすめです。

【作り方の目安】

  • ハッカ油:20滴程度
  • 水:90ml
  • 無水エタノール:10ml程度

これらをスプレーボトルに入れ、網戸や窓枠に吹きかけましょう。

また、ミントを鉢植えで育てるのも効果的ですが、繁殖力が非常に強いため、庭への地植えは避け、定期的に間引いて管理しましょう。

また、ハッカ油スプレーは自作しなくても、市販品が多数販売されています。置き型タイプもあるため、使用場所に応じて使い分けるのもおすすめです。

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4. 照明をLEDに変える

カメムシは紫外線に反応して光に引き寄せられる性質があります。蛍光灯や水銀灯を使用している場合は、紫外線量の少ないLED照明に交換することで、カメムシの侵入を抑えることができます。
また、使っていない照明をこまめに消す、窓に遮光フィルムを貼るといった工夫でも効果が期待できます。LED照明への交換には電気工事が必要な場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

5. 家の隙間をふさいで侵入経路を断つ

カメムシはわずかなすき間からでも室内に入り込むことがあります。主な侵入経路は、玄関や窓、網戸、換気口、エアコンのドレンホースなどです。特に網戸やサッシのゆがみは盲点になりがちです。
ホームセンターや100円ショップで手に入るすき間テープや防虫パネル、防虫キャップを活用して、すき間をしっかり塞ぎましょう。

6. 洗剤や柔軟剤の香りに注意する

カメムシは甘い香りにも引き寄せられます。フローラル系や柑橘系の洗剤・柔軟剤を使用している場合は、無香料の製品に切り替えるか、使用量を減らすとよいでしょう。
また、洗濯物を外に干す際は、取り込む前に虫がついていないかをチェックし、軽くはたくことも忘れずに。特に白い衣類はカメムシが好むため、気になる場合は部屋干しも検討しましょう。

7. 防虫ネットや寒冷紗で作物やベランダをガード

畑や家庭菜園では、防虫ネットや寒冷紗といった物理的なバリアが効果的です。選ぶ際は、カメムシのサイズを通さない目の細かいタイプを選びましょう。
また、併用する殺虫剤・忌避剤については、農作物に使用する場合「農薬登録された製品」に限定されます。野菜や果樹への散布を検討する際は、必ず対象作物に使用できるかを確認してください。

カメムシ退治で絶対にやってはいけないNG行動

カメムシを退治する際に最も注意すべきなのが「悪臭」です。叩いて潰すと独特の臭いが残り、なかなか取れません。さらに汚れも付着し、掃除が大変になります。
また、掃除機で吸い込むのもNG。掃除機の中でカメムシが臭いのもととなる分泌液を出してしまい、悪臭が本体全体に広がる可能性があります。最悪の場合、掃除機の買い替えが必要になることも。

カメムシの臭いが家具や衣類などに移ってしまった場合は、以下の方法で取り除きましょう。

  • 界面活性剤入りの洗濯用洗剤や食器用洗剤で洗う
  • サラダ油やオリーブオイルを数滴垂らして拭き取る
  • スチームアイロンなどで熱を加える

中でもサラダ油やクレンジングオイルが効果的です。これは、臭いの主成分「トランス-2-ヘキセナール」が油に溶けやすい性質を持っているためです。

ペットがいる家では大丈夫!?カメムシのハッカ油対策

ハッカ油に含まれる「メントール」は、人には爽やかでも、猫にとっては危険な成分です。猫はメントールを体内で分解・代謝できず、中毒症状を引き起こす可能性があります。
そのため、猫を飼っている家庭では、ハッカ油の使用は避けるのが理想です。やむを得ず使う場合は、猫が近づけない場所に限定し、使用後はしっかり換気を行うなどの注意が必要です。

犬も猫ほどではないにせよ、メントールに対して敏感な面があります。一般的に犬は猫より耐性がありますが、過剰に使用すると、嘔吐や下痢、元気消失などの体調不良を引き起こすおそれがあります。
犬がいる家庭でも、使用量や空間に配慮し、使用後はしっかり換気するなど慎重に扱いましょう。

まとめ

大量発生することもあるカメムシは、洗濯物にくっついて悪臭を放ったり、家の中に入り込んできたりと、日常生活にさまざまな被害をもたらします。
こうした被害を防ぐためには、まず自宅周囲の環境を見直すことが大切です。庭の雑草をこまめに取り除いたり、窓や換気口などのすき間をふさいだりして、カメムシが寄りつきにくい環境を整え、快適な生活を送りましょう。

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